金継ぎ教室と金継ぎ1日体験について

実は直せると分かると、器って意外に割らなくなります。

能登半島地震の被害はなく普段どおり金継ぎ教室を行っています。

3つのサービスを行っています

① 通いの金継教室 ② 滞在型の金継教室 ③旅行×金継体験


 

金継ぎ教室は石川県加賀市の自宅で開催しています。 決まった日時などはなく希望者様のご都合のいい日時を調節し日を決めて行っています。作業内容はご希望者様の器や受講後出来るだけ作業をしやすいように教えています。 ご自分で直したい器を持ち込み頂いてもいいです。又はこちらで割れた器を用意することも出来ます。 道具などはレンタルも出来ますので

お軽にお越しいただければと思います。

 

金継ぎ教室 5月見学可能日更新しました。下記に記載  2024/5月5日更新

 

金継ぎ短期集中講座  5月はお席無  6月以降1席あります。

お問い合わせはLINE、メール お電話可能です。

金継ぎ教室受講事例

以前から金継に興味があったので旅行ついでに工程を教えてほしい。

金継ぎをされた器を見た時に「どのように直されているんだろう?」と思ったことはありませんか?

道具や各工程の作業のポイントをお伝えします。実際に作業をしていただきます。時間は最低3時間はかかります

浅く広くという感じだと思っていただければと思います。(金継ぎ体験)

 

ホテルに滞在して短期集中型で教えてほしい

期間は最低4日はかかります。金継ぎの各工程を学びます。途中滞在している宿で作業の練習をしていただきます。大豆くらいの欠け、欠片が3個程度の割れでしたら受講後ご自分で直せるようになります。

滞在期間中に各工程を学び、それをもとにお家で練習して一通り作業していただくとより理解できます。

 

道具などの作り方だけ教えてほしい

市販の金継セットには無い木のヘラや、欠けた部分を受ける錆漆の作り方など教えることが出来ます。

 

 

教室の詳細とpolicy

金継は金を蒔く工程が目立ちますが、私は接着欠けた部分の成型で出来が決まると考えています。そのため工程中盤までは接着、ヘラで漆を付ける工程を中心に行います。接着、錆漆をきれいに付けることが出来れば研ぎも楽で器に傷もつきにくくなるという考えです。


 

場所 八木家自宅

日時 自宅のため個別で教えています。その為お客様に合わせて日時調整が可能です。

 

料金 1回6600円税込み(2時間~2時間半ほど)工程により3時間。 工程により時間が変わります。時間×3300円です

   道具レンタルご希望の方は3850円です。回数ではなく受講期間中の金額です。

(金継ぎ教室期間中は持ち帰りも可能です。)

   例/5回受講でレンタル利用  税別 33000円+3500円=36500円になります。

   詳しくは下記にて

回数 すべての工程をするのに4~6回は必要です。

 

内容 接着工程は漆を使った方法、接着剤を使った方法二通り教えます。

   ヘラの作り方、欠けた部分を埋める錆漆の作り方、研ぎ工程、筆の使いかた、漆の塗り厚みなど

   仕上げの金や銀プラチナの蒔き方

 

住所 922-0103 加賀市山中温泉長谷田りー313-2

 

工房電話 0761-78-0252 又は 080-1956-1983

 ナビでお越しの場合は工房電話番号を入力してください。


見学について

令和6年 5月前半

金継ぎ教室見学可能日 5月9日、10日、11日10時頃から 

12日14時ごろ 13日10時ごろ

 

お越しの際は事前にご連絡いただければ幸いです。駐車場は家の前にあります。

携帯 08019561983

LINEも可能です。QRコードは下記にあります。

※作業はできません。


金継ぎ教室課程

金継ぎは一生役に立つ技術です。末永く楽しんでください。

1回目 金継ぎで使用する道具を作ります。器の形になじむようにヒノキの板をへら状に薄く削ります。 漆についての説明。漆が手などについた時の対処法

 

2回目  錆漆を作ります。漆と砥の粉、地の子の配合。ヘラの使い方。錆漆を使い欠けた部分を埋め方

錆漆の乾かし方等。

 

3回目  接着の順番や接着で使う麦漆の作り方。接着作業。麦漆の乾かし方。 3回目くらいからお家で作業をしていただくことになります。繰り返し作業することで上達します。

 

4回目  お家で作業した器を見せていただきよければ耐水ペーパーを使い錆漆を研ぐ作業に入ります。

 

5回目  錆漆をきれいに研いだ面に色漆を塗ります。漆の塗り方や塗り厚など覚えていただきます。

 

6回目  金継ぎ仕上げ。金や銀、プラチナなどを蒔きます。粉の蒔き方、漆仕上げの場合(ため継ぎなど)の塗り厚や漆の乾かし方など

 

6回目~  6回くらい終了後は陶磁器の表面がツルツルした器の欠けや欠片が3個くらいまでの割れた器を一人で修理できるようになります。

その後溜め継ぎやガラスの金継ぎにチャレンジしてもいいです。金継ぎの技術は一生使えるので末永く楽しんでもらえたらうれしいです。3ヶ月に一度や半年に一度のペースで来られる方もいます。別の教室で学びましたという方でも大丈夫です。

回数、用意していただいた器、教室に通える期間により内容が前後することがあります。


金継ぎに使用する道具(金継ぎセット)に教材について

市販の金継ぎセットよりもお値段は高いです。その理由は実際に直すための道具を選んで作ったあるためです。カケを埋めるのに必要なさび漆の材料は多めにお渡ししています。刃物とヒノキヘラを使い器に合う形にカスタマイズ可能です。一番消耗する筆は市販で買えるため購入先をお伝えしています。

金継ぎセットは3つで構成されています。

①基本セット13000円 ②ルーター4000円~7500円 ③仕上げで使う粉類 金銀プラチナ錫です。仕上げの粉を何にするかでお値段が変わります。

 

金継ぎ教室で使用する道具はレンタルも出来ます

内容は ヘラや筆、漆、粉類などです。

レンタル代は 3800円税込みです。

 

金継セットなど自分の道具を持ちたい場合は道具の内容にもよりますが、13000円~になります。全てそろえた場合32000円ほどです。(ルーター、消し金1g含む)

金の他プラチナ、銀、銅、スズ、色漆があります。

道具、材料代の内、本金の割合が12500円/1gほどします。(2024年2月時点)

慣れない間は銀や代用金で練習をして慣れたころに本金を追加することも可能です。

 (金粉、各種粉は1gですが金が高いため0.3や0.5gでもご用意可能です。)

ご自宅に割れた器があればお持ち頂き直してもいいですし、お手元に割れた器が無くても、こちらで練習用の器を用意しています。

個別に金継ぎで使う道具や材料をみてみよう

ガラス板B5サイズよりも少し小さめです。

なんといっても耐久性があります。

プラスチックなどの板などと比べて傷がつきにくく、厚みも5mmあり安定して漆を混ぜたりできます。

漆など乾いてしまってもカッターの刃でペりぺりと剝がすことができます。

(ガラスは透明ですがB5の紙の上に置いてあるため白く見えます)

 

切り出し小刀 木のヘラを器の形に合わせて削るときに使います。

カッターでは力が入りにくくまた、両刃のため削りにくいです。

ホームセンターでも販売されています。 かけた部分を埋めるときのヘラなど削ります。うまくヘラを作るのが金継ぎの出来具合に影響します。

プラスチックヘラ 錆漆や麦漆を練る時に使います。

木のヘラよりも耐久性が良いので、おそらく買い替えることはないです。大小二つあれば便利です。

ヒノキのヘラ 素材はヒノキです。先端を薄く削っても反りなどがないです。また木なので刃物で簡単に削れ形が作りやすいです。

器に対してあたりが柔らかいので陶磁器やガラスの表面に傷がつきません。ヘラをうまく削れるようになると作業スピードや金継ぎの出来栄えが変わってきます。重要な道具の一つです

金継ぎの要となる錆漆のセットです。錆漆は欠けた部分や欠片をつなぎ合わせた隙間を埋める粘土状の漆です。市販はされていません。生漆30g地の粉50g砥の粉150gです。 深い欠け浅い欠け

この錆漆一つで埋めることができます。乾くと非常に硬くきめも細かく、エッジも立ちます。金継ぎの作業には必要な漆です

その他の道具ただいま製作中です


金継ぎを経て漆の面白さも知ってほしい

金継ぎは漆を使い作業しますが、その漆を使いいろいろな物が作れます。「せっかく漆を触るのに金継ぎだけではもったいない!」

【例えば】木の器を自分で作り漆を刷り込ませる拭き漆の器作り

布と漆を使い作る乾漆の器、金継ぎで覚えた金の蒔き方を生かし漆のアクセサリー等

 

金継ぎが出来たら何か作ってみましょう!

 

当工房でお渡しした金継ぎの道具はそのまま利用できます。

乾漆などを作る場合漆を多く使うため主に生漆の購入をお願いします。

 


生徒さんが直した器です

金継教室に4~6回通って各工程の要の部分を教え、生徒さん自身が直した器です。初めは磁器や釉薬のついた器からスタートされると簡単に始められます。


教室の期間、漆、教室のその後について。

「金継ぎで器を直したい」と一言で言っても器には磁器や陶器がありまして表面の釉薬の違いもございます。磁器など表面のつるつるした器などは比較的簡単にできます。例えば少し欠けた磁器の器が5個ある等の簡単な修理の場合でしたら4回~7回受講していただければ一通りの工程は覚えられます。その他に追加で受講は可能です。  金継ぎの修理工程を見る

 

金継ぎで使う漆は少量のため一度に全て買うことはお勧めしていません。理由は漆の中にも乾きの早い漆や遅い漆などがあり季節により少し調節が必要です。また、欠けなどを盛り上げるための錆漆は長期の保存ができないためです。直す器をそろえてから漆などをそろえるのがいいと思います。

当工房では特に錆漆などは使い切りの量で作りお渡しできます。

 

直し方を覚えたらご自宅で自分の器を直してみて下さい。分からない部分などがありましたら遠慮なく聞いてください。教室受講後、生徒さんから質問をいただきます。その声を「教室後のフォローアップ」にまとめています。

道具、漆などは購入が可能です。どうしても手に負えない器があれば修理いたします。

 

 作業に慣れ漆を使う機会が多くなり漆を使う時間が増えると漆かぶれになる場合がございます。その時は作業をストップした方が良いです。漆かぶれは10日ほどでひいてきます。

 

 

金継ぎ教室受講後活躍されています

当工房は少人数制(最大3名)のため細かい指導が可能です。ここで技術を身に着け地元に戻り活躍しています。

旅館の板前さんは即戦力で宿の器を直しています。海外にお住いの方は現地の人向けに金継ぎ講座を開催して人気を集めています。また友人の器を直して喜ばれたりしています。

当工房で受講された方に限られますがホームページ等つくられましたらこちらで紹介していきます。

@オーストラリアで金継ぎ講座を主催 https://kintsugi-australia.com.au/


オンライン金継ぎ講座について

只今、初めからオンラインでの講座はしていません。細かく教える場合オンラインでの、力加減や塗り厚などお客様に対しての伝え方がまとまっていないからです。今のところは対面で講座を受けていただいた方のみ対応をしています。対面の講座で学んだ後なので説明しやすいです。

LINEのやり取りやビデオ通話をよく使います。

 

今後伝え方などまとまりましたらオンライン講座もスタートさせたいです。


金継ぎ×旅行

プラン1 旅行ついでに金継ぎを体験してみる

 

樹脂や代用金ではなく天然漆を使い作業します。

漆の匂いや、ヘラや筆などを使い普段の生活では味わえない体験ができます。金継ぎの各工程を作業していただき、どのような工程で金継ぎが出来るのかわかります。詳細は下記にて

 

プラン2 自分の器を仕上げてみる

 

予定が立ちましたら当工房にご自分の修理したい器をお送りいただき、体験をしたい工程の手前までこちらで仕上げておきます。後日旅行で来られた際に当工房で、その工程を自分で作業することが出来ます。 

例) 「体験の際に自分の器に金を蒔きたい」

お送りいただいた器を仕上げ手前の状態まで仕上げておきます。当工房で金を蒔いて頂き翌日引き取りや、または後日、郵送といった流れになります。

 


プラン1 金継ぎの工程を体験して金継ぎを知る

金継ぎをされた器を見て「全て金だけで埋めてあるんですか?」「金で接着したんですか?」などいわれることがよくあります。実は中身は漆です。初めの工程から最後の金を入れるところまで体験していただきます。

所要時間 約3時間(あっという間です!)作業場所が限られていますので人数最大4人まで

お値段 税込み9900円/一人

プラン2  一泊二日の金継体験

今までで一番多い例です。① 山中温泉や加賀温泉に旅行に行く一か月前くらいに器をお送りいただきます。

②当工房で金継の仕上げ手前まで仕上げておきます。③お客様が旅行当日、当工房にお越しいただき金継の説明後、金や銀などお好きな仕上げ方を選びご自分で筆で漆を塗り金などを蒔き器を完成させます。④旅館で一泊し次の日工房まで器を引き取りに来ます。  ご自分で仕上げをするとなぜか自分で金継をした気がします。

お値段の目安 (例お茶碗が半分に割れた場合)

お茶碗の修理代(仕上げ前の工程) 6000円 + 体験料1時間3300円@お一人(見学の方は無料)+仕上げで使う金や銀の素材代

(例お茶和半分に割れた1500円ほど)

 

 


短期集中や遠方の方へ

海外にお住まいの方や遠方の方も教室を利用されています。どうしても短期集中になりますので、その時は漆の乾きがいい春夏秋がいいです。期間は4日から6日ほど必要です。観光と合わせてお越しになる方が多いです。

 

午前中は教室その後は観光、温泉に入りながら宿題をする。その他のお時間でも調節可能です。

基本教室は2時間半~3時間ほどですが希望により延長も可能です。

 

 

宿は素泊まりで7000円前後です。当工房は福井や金沢にも近いし加賀温泉郷の温泉場でもありますので面白いと思います。

以下よく利用される宿です。

 

ゆのくに天祥  https://tensyo.yunokuni.jp/     お一人素泊まりプランあり

 

湯快リゾート 山中温泉、山代温泉

 

リブマックスリゾート加賀山代

 

どの施設も当工房までバスで10分程度です。アクセスはいいです。

 


よくある質問

市販の金継ぎセットは使えますか?

市販のセットはどうしても販売目的に作られていますので、きれいに直すには素材の量、道具が足りません。そのため初めての方がそれを使いきれいに直すのは不可能だと思います。漆の扱い、塗り厚は説明書を見てもわからないです。セット購入後金継ぎをされて失敗した器もよく依頼されます。

 

どのタイミングで金継ぎを習い始めるといいですか?

時期は春夏秋がいいと思います。漆も乾きやすいです。数個では金継ぎ作業がすぐに終わるため練習になりませんので最低5個ぐらいはあるといいです。

 

割れた器を用意してもらうことが出来ますか?

用意することは可能です。割れたもの、欠けたものそれぞれ可能です。

 

教室終了後、漆などの入手はどのようにしますか?

金継ぎ教室終了後、希望の漆(錆漆、麦漆、色漆など)をお伝えいただければ販売ができます。

 

本格的に金継ぎを覚えるための回数や期間などを教えて下さい。

5回の金継ぎ教室では簡単な欠けや割れの修理方法を覚えるだけです。本格的に学ぶ場合は2年ほどかかると思います。漆芸の学校では2年で広く浅く学びます。

 

道具のレンタルは出来ますか?

レンタルは可能です。3500円と税です。

 


金継ぎ工房 八木

〒 922-0103 石川県加賀市山中温泉長谷田りー313-2

Email: kae94baru55@gmail.com

電話: 0761-78-0252 携帯 080-1956-1983

 

当工房では「山羊パン」というパン屋も営んでいます。