ガラス製の花瓶やツボは割れた時に大きな欠片が足りない場合が良くあります。花瓶の形状に合わせて欠片を作ります。仕上げは金継ぎの他花瓶の雰囲気に合わせてプラチナを使用したりします。また、花瓶内部まで作業はできないので内側奥の方は接着だけになります。
厚みのある花瓶です。一部接着剤もついています。幸いガラスはボンドが剝がれやすく綺麗に再接着が可能です。
花瓶の雰囲気を見ましてプラチナに硝煙を少し混ぜて渋く仕上げました。
参考 プラチナ継ぎ 35000円~45000円 約6カ月ほど
赤色の花瓶 特徴は首が長く全て接着後内側からの作業は不可能です。下から積み重ねながら内側も仕上げて徐々に欠片を付けていき下地作業をします。波打っている形状は周りの溝と同じようになる様に作ります。
参考 金継ぎ 40000円ほど
透明で厚みのある花瓶です。大きな鱗が剥がれるように欠けました。欠片が無いため作ります。金継では目立ちすぎるためプラチナ継ぎで仕上げました。最後に花瓶全体を艶出ししました。
参考 13000円ほど プラチナ継ぎ