このページの器やお人形などは一番複雑な修理だと思います。単純に金継ぎで直せばいいものではなく物に合った修理方法をとります。例えば花器はメインは花なので金を入れてしまうと目立ちすぎるので金継ぎの代わりに銅で直したりもできます。またお人形は漆の他に樹脂などでもお直しが可能な場合があります。物の雰囲気に合わせて修理した事例を載せています。
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漆直し 種類 色漆使用 値段 5000円 期間 ~3ヶ月
牛の角が折れた状態です。修理方法は錆漆と色漆を使い素材とよく似た色を作り仕上げました。錆漆はパテのような漆なので隙間が出来ても埋めることが出来ます。
樹脂直し+漆 青漆使用 値段 13000円 期間 ~3ヶ月
この様な割れ方のお人形は金継ぎで直すとどうしても目立ちますのでなるべく修理跡が分からないように樹脂と青漆を使い修理しました。腕の部分は樹脂で胴の部分は青漆で直しました。
金継ぎ 消し金使用 値段 90000円 期間 ~6か月
バラバラに割れた状態で届きました。金継ぎがご希望でしたが目立ちすぎるかなと思いましたが、仕上げてみるとなぜかよく金が映えた感じになりました。土物なので厚さも十分あり修理後も花を入れたりすることが出来ます。
金継ぎ 消し金仕上げ 値段9900円ほど 期間~4か月ほど
蓋の上にネズミの飾りがついています。接着後、胴体部分に大豆2個分くらいの欠片がない部分がありました。錆漆で盛り上げ成形後金継ぎで仕上げました。修理後は意外にも金が馴染み喜ばれました。
漆直し 赤色の漆使用 値段 22000円 ほど 期間 ~6か月
壺の素材は木です。その上に漆で加飾してある部分が剥がれた状態です。唐草模様のパーツを一つ一つ張り合わせて赤系の漆で色を作りつなぎ目が分からないように仕上げました。陶磁器に限らす漆器も修理できます。
金継ぎ 消し金使用 値段 8500円 期間 ~3ヶ月ですが季節ものなので調整可能
京焼の兜です。角の部分が割れてしまいました。よくある割れ方です。写真の兜は釉薬が付いていますが素焼きの兜も同じく金継ぎが可能です。複雑な形の物は消し金で直すと依頼品に無理がかからずきれいに直せます。
金継ぎ 消し金仕上げ お値段 33000円ほど ~5か月
大きな壺が割れた状態です。一部欠けがない状態でした・ない部分は錆漆で作り金継ぎで仕上げました。
形状により仲間で手が入らない場合は接着だけになります。外側はすべてきれいになります。
仕上げ 樹脂直し お値段 30000円ほど 期間~5か月
この様な質感の置物は意外に多く特に犬の置物が多いです。耳の部分は無かったのですが樹脂で作ることが出来ます。その後毛並みというか模様を付け着色をして仕上げます。
金継ぎ 消し金使用 値段 8000円 期間 ~3ヶ月
写真では分かりにくいですがヘレンドの置物で後ろ足が割れています。その時に欠片が紛失して隙間ができた状態です。錆漆で欠けた部分を埋めて金継ぎをして仕上げました。
漆直し 錆漆使用 値段 35000円 期間 ~5か月
土物の鳥の置物です。表面は素焼きのような感じです。割れ方はバラバラで欠片もない部分がございました。
質感のよく似た錆漆で盛り上げたり無いパーツを作り漆を塗るのではなく錆漆に染み込ませ仕上げました。
金継ぎ 消し金使用 値段 9000円 期間 ~3か月
香炉のお面の角が折れてしまい欠片が無い状態でした。錆漆を使いパーツを製作しその後金を蒔き仕上げました。
角の角度を付けるのが難しいです。
金継ぎ 消し金使用 値段 25000円ほど 期間 ~4か月
東京のお客様のコンポートを金継ぎで直しました。網網の形なので割れ方以上に複雑です。
金彩も施されていますので研ぎの作業は気を付けました。
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上記の修理事例の他、数点スライドでご覧いただけます